3日夜、青森県東通村内の国道338号線で、道路を横断しようとしていた100歳の女性が乗用車にはねられ、収容先の病院で死亡するという事故が起きた。警察ではこのクルマを運転していた68歳の男性を業務上過失傷害容疑で逮捕しており、近日中に同致死容疑に切り替える方針。
青森県警・むつ署の調べによると、事故が起きたのは3日の午後8時25分ごろだという。東通村白糠前田の国道338号線で、自宅の向かい側にある商店に買い物へ行こうとしていた100歳の女性が、68歳の男が運転するクルマにはねられて死亡した。
現場は見通しの良い直線道路だが、運転していた男は警察の取り調べに対して「女性の存在には全く気がつかなかった」と供述しているという。女性は事故を起こしたクルマから見た場合、道路右側(対向車線側)にある自宅を出て、向かい側にある商店に向かおうと手押し車を押していた際に事故にあった。警察では運転していた男が道路の左側に気を取られ、右側から来た女性に気づくのが遅れたことが事故につながったものとみている。
被害者の女性は東通村で最も長寿の女性だった。