コリジョンコース現象で衝突? 幼稚園送迎バスが水田に転落

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29日午前、愛知県大口町内の信号の無い町道交差点で、園児28人と保育士2人を乗せて幼稚園に向かう途中の送迎用マイクロバスと、24歳男性の運転する乗用車が出会い頭に衝突した。弾みで2台とも道路脇の休耕中の水田に転落。園児4人がこの際に顔などを打つ軽傷を負った。

愛知県警・江南署の調べによると、事故が起きたのは29日の午前8時20分ごろだという。大口町竹田3丁目付近の信号機が無い町道交差点で、園児28人を乗せて幼稚園に向かう途中だった送迎用マイクロバスと、24歳の男性が運転する乗用車が出会い頭に衝突した。乗用車はマイクロバスの左前部へ衝突したが、弾みで道路脇にある休耕中の水田へ転落した。この事故で6歳の園児2人と、4歳の園児2人が衝突の際に座席に顔を打つなどして軽傷を負い、乗用車の男性も頭を打つ軽傷を負った。

現場は見通しの良い信号機の無い交差点で、乗用車側に一時停止の義務があった。警察では乗用車を運転していた男性が一時停止を怠った可能性が高いとして、業務上過失傷害と道路交通法違反(一時停止違反)容疑で事情を聞いている。

事故直後、乗用車の男性が駆けつけた警察官に対して「バスが止まって見えた」とも話していることから、同一点に向かって移動する相手側のクルマが目の錯覚によって「止まって見える」という衝突(コリジョン)コース現象が生じた可能性もあるとみている。

これは遮るものが何もなく、見通しが良すぎる地点で起きる典型的な事故のケースで、同一の速度で同一の地点に向かう双方の移動体が「常に同じ角度で見える」ことから、目の錯覚として「止まっているように思える」というもの。今回の現場も交差点の四方は全て水田で、事故地点で視界を遮るものは電柱しかなかった。
《石田真一》

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