日本自動車工業会が29日発表した12月の自動車輸出実績によると、四輪車の輸出台数は、前の年の同じ月にくらべ23.9%増の40万5051台となり、12カ月連続のプラスになった。中近東を除く全地域向けが増加し、特に、アジア・北米向けが大きく伸びた。
アジアの伸びは前年同月にくらべ95.6%増と2倍近い伸びとなり、アジア通貨危機の前の年である1996年以降では、伸び率としては最高だった。国別では、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンといった東南アジア主要国が軒並み2ケタの増加となった。
アジアの以外の地域も、中近東向けがマイナスだったのを除けば、全地域が2ケタの増加になった。最も輸出台数が多い北米も30.4%という大幅な伸びを示した。
メーカー別では、7月以来、全社揃ってプラスになった。各社ともに伸び率が大きく、トヨタ自動車とダイハツ工業、スズキを除く全社が2ケタの増加となった。三菱は前年同期比2倍、日産自動車は31.2%増と、特に伸び率が大きかった。
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