気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年1月20日付
●パリ・ダカラリー増岡(三菱パジェロ)2連覇(読売・1、18面)
●21世紀の消費リーダー!? 狙え40歳代以上オーダーメイドの乗用車も人気(産経・3面)
●経済産業省が車と家電の金型技術流出を阻止(産経・4面)
●駐車違反、民間が取り締まり警察庁、委託検討(日経・1、34面)
●自動車軽量化へ日米連合三井化学・ダウが高機能樹脂など開発(日経・1面)
●環境省低公害車に格付け制度2005年度にも創設(日経・21面)
ひとくちコメント
最も過酷な自動車ラリーとして知られるパリ・ダカの最終第17レースで、前日首位に立った増岡浩選手(三菱パジェロ・エボリューション)が2年連続2度目の総合優勝を果たした。真っ赤なレーシングスーツ姿の増岡選手がナビゲーターのシュルツ選手とともに、マシンの上でシャンパンを抜くシーンが、きょうの各紙の1面(日経、産経はスポーツ面のみ)を飾っている。
日本人のパリ・ダカ連覇は初めてで、大会でも史上4人目の快挙。三菱のチームは1位から4位までを独占した。その増岡選手は「ラリーは何が起こるかわからないことは自分の体が知っている。勝てるチャンスがある範囲で我慢していた。我慢、忍耐の1週間だった」と、コメントしている。
今週は、21日が分離・独立した三菱ふそうトラック・バスの社長就任会見、23日が三菱自動車のエクロート社長の新春会見が予定されている。増岡選手の2連覇は、我慢と忍耐の続く三菱マンにも希望と勇気を与えたことは間違いない。