【初日の出暴走2003】宮城県警、現行犯摘発はギャラリーに絞った?

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宮城県警は12月31日深夜から仙台市内や名取市内の主要幹線道、および仙台港周辺で大規模な暴走族取り締まりを実施した。関わった人物が特定しやすい暴走族メンバーについてはビデオ撮影を基にした後日検挙とし、現段階では人物特定が困難なギャラリーの摘発を優先した。

宮城県内で活動する暴走族グループは、「初日の出暴走」と称して塩釜や松島を目指すという暴走を繰り広げる。他県の暴走族と比べ、警察への対決姿勢をより顕著としており、取り締まりを行なうパトカーを破壊することも辞さない。このため、宮城県警では人物特定の行いやすいグループについては走行シーンをビデオ撮影し、暴走に関わったメンバーを後日検挙するという方針に転換。今回は人物特定の難しいギャラリーに的を絞って取り締まりを行なった。

塩釜や松島を目指す暴走族グループが集結する仙台港周辺には、これを見物に訪れる多くのギャラリーが訪れるが、県警では1日未明にパトカー10数台で仙台港周辺の交差点を封鎖。クルマでの通行が禁止されている区域に進入していた62人のギャラリーを道路交通法違反(通行禁止違反)で検挙している。

また、暴走族メンバーについては後日検挙の方針を堅持。ただし、暴走族グループの背後を追走する形で便乗暴走し、信号無視を行った4人については道交法違反で現行犯逮捕している。

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《石田真一》

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