27日未明、北陸自動車道・魚津インターチェンジ(IC)〜黒部IC間の下り線で、雪でスリップして横転したトラックに、後続の大阪・ユニバーサルスタジオ・ジャパン(USJ)発山形行きの高速バスが追突。バスの運転手が全身を強く打って死亡し、乗客25名と同乗していた交代要員の運転手1名が重軽傷を負った。警察ではバスの運転手が前方で発生した横転事故に気づくのが遅れたものとみている。
富山県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは27日の午前3時ごろだという。富山県黒部市内の北陸自動車道下り線(魚津IC〜黒部IC間)で、山形交通が運行する大阪USJ発山形行きの路線高速バス「アルカディア号」が、前方で横転事故を起こしたトラックに追突するという事故を起こした。この事故でバスの前面部分が大破し、52歳の運転手が全身を強く打ってまもなく死亡。乗客25人と、交代要員として乗務していた別の運転手1人を合わせた26人が衝突の衝撃で前方の座席に体を叩きつけられるなどして重軽傷を負った。また、横転事故を起こしたトラックを運転していた49歳の男性も鼻や顔の骨を折る重傷を負っている。
現場付近は前日から降り続いた雪が路面に積もったままの状態となっており、さらには低気圧の影響によって断続的に強い雪が降り続く状態だった。トラックは凍った路面でスリップして横転したとみられるが、吹雪で視界を失っていた後続のバスがこの事故に気づくのが遅れ、回避をする間もなく衝突したものとみている。
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