群馬県警は18日、県の公安委員会が認定した運転代行業者の車両台数が1066台に達し、現時点での全国トップとなったことを明らかにした。群馬県は運転免許証の保有者も33年間連続で全国1位の座をキープしており、代行業者の活況から「クルマは生活必需品」ということが改めて裏付けられた。
これは群馬県公安委員会から認定を受けた運転代行業者が届け出た保有車両の台数を県警交通企画課がまとめたもの。11月末までに認定を受けたのは193業者で、保有台数は1066台に達した。保有台数2位は山形県だが755台しかない。
県警では今年6月以降、認定を受けた代行業者への立ち入り検査を順次実施しているが、設置が義務付けられている料金表を提示していないなどの軽微な違反を犯していた業者がいくつかあったのみで、これまでに重大な違反行為は見つかっていないという。また、業者側でも客待ち用の駐車スペースを確保し、路上に長時間駐車しないなど、自主的な規制を行う動きも見られるという。