被告の自殺未遂は不誠実、塀の中でゆっくり反省を---厳しい現実

昨年8月、北海道北広島市内で脇見運転が原因で歩道に乗り上げ、そのまま数十メートル暴走し、歩道にいた小学生を次々にはね4人を死傷させて業務上過失致死傷の罪に問われた51歳の女に対する論告求刑公判が札幌地裁で12日に開かれた。

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昨年8月、北海道北広島市内で脇見運転が原因で歩道に乗り上げ、そのまま50メートル暴走し、歩道にいた小学生を次々にはね4人を死傷させて業務上過失致死傷の罪に問われた51歳の女に対する論告求刑公判が札幌地裁で12日に開かれた。検察側は法定刑の上限いっぱいである禁固5年を求刑している。

問題の事故は2001年8月18日の午後に起きた。北海道北広島市内の市道を走行していた51歳の女が運転する軽自動車が歩道に乗り上げた状態で暴走し、前方を自転車で走っていた小学生を次々にはねた。この事故で当時小学4年生の男児が全身を強く打つなどして死亡。同級生の男児3人も重軽傷を負った。

運転していた女は業務上過失致死傷で現行犯逮捕されたが、取り調べに対しては「脇見をしていたら歩道に乗り上げていた」と供述。同年9月には業務上過失致死傷罪で在宅のまま起訴されていた。

検察側は「重大で悲惨な事故にもかかわらず、被告は事故後も責任逃れと受け取れる不誠実な態度に終始している。歩道にいた小学生には何の落ち度もなく、歩道に乗り上げた直後もブレーキを使わず、50メートルも暴走させた過失は極めて重大」と論告で指摘。裁判長に対して業務上過失致死傷罪の法定刑の上限年数である禁固5年を求刑した。

弁護側は事故後に被告が何度か自殺を図ったことに触れ、「寛大な処置を」と求めるに留めた。

判決は26日に言い渡される。
《石田真一》

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