やられっぱなしの政府、道路族に“逆襲”---勢力分裂を狙う

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道路公団民営化にからみ、政府が静かな“逆襲”を始めた。石原行革担当相は12日の国会で、高速道路の新規建設に関する路線別の優先順位を「速やかに公表すべきと考えている」と述べた。

路線別に優先順位が示されることになれば、「整備計画の完全実施」を求めている与党道路族議員たちが、地元の路線を何とか優先順位のリスト上位に入れようと分裂する可能性が高い。政府としては、優先順位リストの作成過程を通じて一枚岩の族議員のパワーを分散させ、道路公団民営化に道筋をつけたい考えだ。

《編集部》

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