軽視するな!! たとえ0.15ミリグラムのアルコールでも平常な運転はできなくなる

自動車 社会 社会

静岡県警は12日、飲酒がクルマの運転に及ぼす影響を実際に体験してもらうために実施した「飲酒運転危険体験講習会」の結果を明らかにした。

これは静岡県警が西部運転免許センターに設置されている運転シミュレーターを使い、11月30日に実験したもの。参加したのは22歳から62歳までの普通運転免許取得者17人。まず飲酒をしない状態で状況がことなる7項目のテストをシミュレーターで体験。その後、30分間に渡ってビールや日本酒などを飲み、酒気帯び相当量となる呼気1リットルあたり0.15ミリグラムのアルコールが検出された状態で全く同じテストにチャレンジした。

その結果、飲酒前は40km/hの制限を厳守できていた人が60km/h以上の速度でクルマを走らせたり、路側帯を踏み越えるケースが多発。また、右折の際には横断中の歩行者を見落とすばかりか、豪快にひいてしまう人も。全体的に目立ったのがブレーキの踏み遅れで、平均して1秒ほどの遅れが出た。

県警では「アルコールは注意力を散漫にさせる。わずか0.15ミリグラムでも運転の誤りは顕著になる」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース