凍結路面でスリップしたトラックが事故処理チームを直撃

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12日未明、宮城県松島町内の国道346号線で事故処理中のレッカー車に後方から走ってきた普通トラックが激突。押し出されたレッカー車とパトカーの間に挟まれた塩釜署地域課所属の47歳巡査長が死亡、JAFのレッカー作業員2人も重軽傷を負った。

宮城県警・塩釜署の調べによると事故が起きたのは12日の午前2時ごろだという。宮城県松島町幡谷の国道346号線で、凍結した路面でスリップした普通トラックが路肩に停車していたJAFのレッカー車に衝突した。当時、現場では自損事故発生の一報を受けて駆けつけた塩釜署地域課に所属する47歳の巡査長と、事故車を引き上げるために手配されたJAFのレッカー車の運転手ら2人が作業手順などの打ち合わせをしていたが、衝突してきたトラックに押し出されたレッカー車が3人を直撃。3人はレッカー車とその前方に駐車していたパトカーとの間に挟まれる形となった。

この事故で巡査長が頭を強く打ってまもなく死亡。JAFの2人も重軽傷を負った。警察ではトラックを運転していた52歳の男を業務上過失致死傷の現行犯で逮捕している。現場は緩い下り坂を伴うカーブで、警察の取り調べに対して事故を起こした運転手は「凍結した路面にハンドルを取られ、コントロールできなくなった」と供述しているという。

《石田真一》

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