GM(ゼネラルモーターズ)は先週2日、モナコで、同社の燃料電池コンセプトカーの『ハイドロジェン3』と『ハイワイヤー』の走行試験を初公開した。両システムに搭載したGM製燃料電池スタックは、連続して94kWの電力を発生することが可能で、最高速度は160km/hに達する。
GMがハイワイヤーの実走行を公開したのは今回が初めてで、トヨタ自動車、ホンダが燃料電池車のリース販売で先行した中で、遅れていないことをアピールした。
GM研究開発・企画担当のラリー・バーンズ副社長は「燃料電池技術と“byワイヤー”技術とを組み合わせたものがハイワイヤーで、これによって我々はボディデザインとドライビングにおける限りない可能性をお客様に提供できる」としており、GMの燃料電池車の優位性をアピールした。