日産ディーゼル工業は4日、NTTコミュニケーションズと、車両運行情報提供サービス『e-Transit』の販売契約を結び、同日から販売を開始した、と発表した。
同サービスはNTTコミュニケーションズが、運送会社などに向けて開発した車両運行管理システム。簡易なGPS(全世界測位システム)車載器を車両に搭載することで、パソコンで車両の現在位置や運行履歴の確認、目的地までの時間などが分かる。
価格は、車載器が15万円(携帯電話を使う場合)と15万8000円(携帯電話を使わない場合)の2タイプ。サービス料は、月々3000円と、低コストに抑えた。携帯電話の基本使用料、パケット通信料は別となる。
日産ディーゼルでは、顧客への提案型営業により、厳しいトラック市場で利益を獲得していく方針。車両運行管理サービスの提供もその取り組みの一貫だ。