追突、追突、追突で4トン車が路外へ---6台が関係の多重衝突で3人死傷

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3日早朝、三重県四日市市内の国道23号線で新車6台を輸送中のキャリアカーがタンクローリーに追突するという事故を起こした。タンクローリーは追突の弾みで中央分離帯を乗り越えて対向車線側に逸脱し、合計6台が絡む多重衝突事故となった。この事故で3人が死傷している。

三重県警・四日市北署の調べによると、事故が起きたのは3日の午前6時40分ごろだという。発端となったのは前方不注意のキャリアカーがタンクローリーの減速に気づくのが遅れ、そのまま追突した事故だった。この事故でタンクローリーは中央分離帯側に押し出される形でそのまま逸脱。たまたま現場を通りがかった4トントラックの側面を押し出すような形で停止した。タンクローリーに衝突された4トン車は道路から落下。のり面を5メートル落ち、運転手は頭を強打して間もなく死亡した。この他、トラック2台と乗用車1台が巻き添えで玉突き事故を起こし、6台が関係する多重衝突事故となった。

警察ではキャリアカーを運転していた53歳のドライバーを業務上過失と道路交通法違反の疑いで検挙し、事故当時の詳しい事情を聞いている。

《石田真一》

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