2003シーズンに向けての第一歩が火曜日に始まった。来シーズンから新たにチームに加わったオリビエ・パニスとクリスチアーノ・ダマッタは火曜日にバルセロナでスタートしたテスト初日に参加。トヨタの一員としての初お目見えとなった。改良型マシン「TF102B」に乗り込んだパニスは全体的なセットアップなどを行い、ベストタイム1分19秒854を記録した。
「初日としてはマシンをよく知ることと、チームとの作業の仕方などに重点を置いた。一日を通じて、シートフィッティングもよくなったし、セットアップも僕に合うように改善できた。全体的に、建設的でポジティブないい一日だったね。セッション終盤にかけてはもっとプッシュしてみることができたし、マシンについてもいいフィーリングを感じた。マシンの改良や明日のプログラムについてこれからじっくり相談したい」とパニス。
一方のダマッタは「TF102」でF1ドライバーとしての初仕事。いくつかのトラブルに見舞われ、ベストタイムは1分21秒925にとどまった。
「小さいトラブルがいくつか発生し、予定した半分のラップ数しかこなすことができなかった。しかし今日はマシン、チーム、トラックと僕にとって初めてのものばかり。午後は予定通りイン&アウトラップの練習をしたんだけど、だいぶマシンにも慣れた感じ」
「CARTでの最終戦の直後だっただけに、TF102には違和感を感じたけれど、適応するのは時間の問題だね」と感想を語ったダマッタ。両ドライバーともに引き続きカタロニアでテストを実施する予定。