逮捕されるのが怖くて急発進---クルマを盗難した16歳少年、警官振り落とす

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17日未明、茨城県神栖町内の飲食店駐車場で、職務質問中の警察官が急発進した盗難車にひきずられる形で転倒し、頭の骨を折る重傷を負った。警察では運転していた16歳の少年を公務執行妨害と傷害の現行犯で逮捕している。

茨城県警・鹿嶋署の調べによると事件が起きたのは17日の午前2時35分ごろ。パトロール中だった鹿嶋署・地域課の警察官3人が、神栖町内の飲食店駐車場に止まっているクルマの中に盗難届けの出ている軽ワゴン車を発見した。運転席にいた若い男に職務質問しようと41歳の巡査長が近づいたところ、若い男はクルマを急発進させた。巡査長はドアに手をかけたままの状態で10m程度ひきずられたが、クルマが電柱に衝突した弾みで投げ出され、その際に頭を強打した。

現場に居合わせた他の警察官が運転していた16歳の少年を公務執行妨害や傷害の現行犯で逮捕したが、後部座席にいた少年2人は騒ぎに乗じて現場から逃走している。転倒した警察官は病院に搬送されたが、頭蓋骨を折る重傷を負っている。

警察での取り調べに対して少年は「クルマの鍵を抜かれそうになったので逃げた。クルマは遊び仲間5人で盗んだ」と供述しているという。警察では現場から逃走した2人と、当日現場にいなかった3人の身元を特定して事情を聞いており、窃盗容疑が固まれば逮捕する方針。

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《石田真一》

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