【会田肇のG-BOOKテスト(その6)】カーナビ編---ナビの基本性能「地図表現」「精度」を検証

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目的地までのルート探索を終えると、目的地までの全ルートがリストアップされ、そこには総距離や有料道路を使った場合の料金なども表示される。探索の条件を自動的に変えて最大4ルートまで表示可能で、この段階で中継点を挿入できる。案内開始を押せばすぐにルート案内が開始され、交差点に近づくと交差点拡大図を表示し、その周囲にあるランドマークや交差点名も同時に表示する。このあたりの機能は今までのカーナビと何ら変わりはない。

ただ、地図の表現力となると3D表示ができるわけでもなく、もちろん市街地図でのビルを描くような、最新のDVD/HDDナビのような多彩な表示は行えない。それでも進行方向を常に上として表示するヘディングアップ表示や、合成音ではあるが右左折案内も読み上げてくれるので、実用上はほとんど問題ないだろう。合成音も比較的聞きやすく、カーナビとして使うにあたっては大きな問題はなさそうだ。

ルート案内中の測位精度は、基本的に今までのナビと変わりはない。車速パルスとジャイロ、そしてマップマッチングによる測位は場所を選ばず、比較的安定していた。Y字路などでは、自車位置がずれて表示されることもあったが、すぐに修正された。このあたりは、これまでのトヨタの純正ナビと同レベルの精度と考えていいだろう。

《会田肇》

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