走行中にスライドドアのノブを操作? 車外転落して3歳の女児が死亡

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15日午前、千葉県市川市内の県道で、走行中のワゴン車の後部座席から3歳の幼児が車外に転落するという事故が起きた。幼児は落下した際に頭などを強く打ち、間もなく死亡した。警察では運転していた29歳の父親から当時の事情を聞いている。

千葉県警・市川警察署の調べによると、事故が起きたのは15日の午前7時20分ごろで、千葉県市川市稲荷木1丁目付近の県道を走っていた29歳男性運転のワゴン車が黄色信号のために減速しようとしたところ、後部座席のスライドドアが突然開き、一番ドア側に座っていた3歳の女児が車外に転落した。女児は落下した際に頭を強く打っており、病院に収容されたが間もなく死亡している。

市川署ではクルマを運転していた父親の男性から事情を聞いているが、この男性は出勤する際に3人の子供を市内の託児所に送るために乗せていたという。後部座席にチャイルドシートは設置されておらず、3人の幼児はシートにただ座らされている状態だった。父親は減速を始めた際、後部座席のドアロックが外れる音を聞いたと証言しており、警察ではドアが閉まってなかったか、あるいは落下した女児がドアノブを操作した疑いがあるとみて、クルマの検証を進める方針だという。

《石田真一》

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