暴走族バイクが警官に突っ込む---50歳の巡査部長、逃げ遅れて骨折

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11日未明、名古屋市千種区新池町の市道交差点で、暴走族取締り中の千種警察署交通課に所属する50歳の巡査部長が2人乗りの暴走族バイクと接触し、左足の骨を折る重傷を負うという事故が起きた。暴走族のバイクは警官を威嚇するかのように、負傷した警察官へ向けて故意に接近してきたことなどから、警察では傷害致傷と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逃げたバイクの行方を追っている。

愛知県警・千種署の調べによると、事故が起きたのは11日の午前0時55分ごろだという。前夜から暴走族取り締まりのために管轄エリアを巡回していた千種署交通課所属の警官4人が40台前後で暴走を行うグループを発見。進行方向と思われる千種区新池町付近の交差点へ先回り、2人がパトカーの外に出て暴走族を待ち構えた。

暴走族のバイクが交差点を通過しようとした際、停止を呼びかける警察官を威嚇するように蛇行しながら接近してきたため、危険を感じてパトカーの車内に戻ろうとした50歳の巡査部長が1台のバイクと接触。そのまま路上に転倒した。巡査部長はバイクと接触した際に左足の骨を折る重傷を負ったが、バイクはそのまま現場から逃走している。

一緒にいた他の警察官の証言によると、バイクは400ccクラスの比較的大きなバイクで、赤い色の後部座席を取り付けていた。2人乗りで、運転していた若い男は黒いジャンバーを着ていたという。警察では警官を威嚇する目的で接近したのは故意によるものだったとして、傷害致傷と道交法違反容疑で逃げた暴走族メンバーの行方を追っている。

《石田真一》

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