気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年11月6日付
●道路公団、談合を黙認、保安工事6億分。公取委、改善要請へ(読売・1面)
●ベトナム、部品輸入制限を緩和、ホンダ、ヤマハ、二輪車現地生産再開へ(読売・8面)
●トラック業界が「節約指令」下を走れ!「高速料金高過ぎ」(読売・39面)
●道路財源使途を拡大、地下鉄整備にも、一般財源化は見送り(毎日・1面)
●三菱自動車、2車種のSUV、中国・北京ジープと生産委託発表(毎日・9面)
●本四公団債務で民営化委員会決断、道路財源1兆円規模投入(東京・1面)
●経産省方針、自動車用アルコール系燃料、規格外なら販売禁止(朝日・11面)
●東京モーターショーに21万人(朝日・11面)
●ソニー、カーオーディオを無償修理。ルノーもリコール(朝日・29面)
●食肉輸送トラックの高速道同乗ルポ、鹿児島から東京28時間(産経・29面)
●三菱自動車、9月中間、経常黒字50億円に(日経・19面)
ひとくちコメント
ソニーは、同社製のカーオーディオの一部機種に発煙、発火の可能性があるため、無料で点検、修理すると発表した。きょうの各紙が取り上げているが、ソニーも社会面に「謹告」の案内広告を掲載した。
それによると、対象となったのは、1993年に製造を終えたラジオとカセットテープを聴くことができるカーオーディオ『XR-777MkII』など3万8000台。長期間の使用でコンデンサーが劣化して液漏れを起こすと大量の電流がスピーカーに流れ、発火の恐れがあるという。今年6月、千葉県でスピーカーから発火する事故が起こっていたそうだ。
エンジン回りやブレーキのオイル漏れなどが原因で火災事故につながるケースはよくあるが、オーディオの不具合で発煙、発火するのも珍しい。不況下で新車の買い換え時期が遅れており、10年以上も同じマイカーに乗るユーザーも多いが、劣化の恐れがあるオーディオ製品などは“賞味期限”を事前にチェックしておく必要があるようだ。