愛知県警も真っ青!? 現行エンブレム装着の制服19着を箱ごと紛失

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愛知県警は23日、交番勤務の警察官などが着用する「活動服」と呼ばれる制服19着が入った段ボール箱1個が、業者から納入される際の輸送中に紛失していたことを明らかにした。警察では悪用される可能性も高いとして、消えた段ボール箱の行方を追っている。

愛知県警装備課によると、この制服は松坂屋に発注したもので、18日午前に名古屋市中川区にある同社の流通センターから、中区の県警本部までトラックで輸送することになっていた。事件を担当している中川署の調べによると、輸送を担当していた松坂屋指定の運送業者のトラックが信号待ちで停止したところ、後続車のドライバーから「途中で箱がひとつ落ちたようだが…」という知らせを受けた。中身が警察関係への納入品であることを知っていたドライバーはその場でUターンし、来た道を引き返して箱を探したが見つからず、流通センターを通して警察に通報した。

箱の中には交番勤務の警察官が冬季に上着として着る「活動服」と呼ばれるタイプの制服が19着入っていた。納入前だったこともあって階級章は縫い付けられていないが、右肩に「愛知」と表記のある警察のエンブレムが入っているという。

松坂屋との契約金額は1着あたり1万5000円だが、本物の、しかも現行の制服だけにオークションに流れたり、あるいは不正に利用される危険性もあるなどリスクが大きい。このため県警では運送業者と松坂屋に厳重な抗議を行うとともに、無くなった箱の行方を全力で追っている。

《石田真一》

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