初動捜査ミスを指摘された神戸西署、女子大生拉致事件で汚名返上

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兵庫県警は22日、暴力団員による大学院生拉致監禁・殺人事件で初動捜査の遅れを指摘されていた神戸西警察署が、20日未明に神戸市西区内で起きた女子大生拉致事件について発生からわずか30分あまりでスピード解決していたことを明らかにした。実行犯の男3人は逮捕監禁の容疑で現行犯逮捕し、女子大生も無事に保護している。

兵庫県警の調べによると事件が起きたのは20日の午前0時30分ごろだという。帰宅するため、市営地下鉄の西神中央駅近くの路上を歩いていた23歳の女子大生が、軽ワゴン車に乗った数人の男たちに強引に連れ去られる様子を通行人が目撃。警察に110番通報を行った。

警察は拉致事件と断定、周辺の警察に対して女性を連れ去ったワゴン車の特徴を連絡し、一斉検問を実施するなど警戒態勢を整えた。さらに数分後、今度は別の人物から「信号待ちで止まったクルマの中から女性が“助けて”と悲鳴を上げていた。何らかの事件ではないのか」という通報が入った。その人物の証言で信号待ちで止まったクルマは、西神中央駅付近で女性を連れ去った軽ワゴン車と特徴が酷似していることもわかり、犯人が神戸市北区の山間部に逃げ込む可能性が高くなったとして、神戸西署のパトカーを二度目の通報でクルマが走り去ったと思われる地域へ集中的に投入した。

その結果、拉致現場からおよそ6kmほど離れた神戸電鉄木津駅手前の地点で、不審な軽ワゴン車を発見。停止を求めたところ、車内に女子大生がいることも発見したため、クルマに乗っていた3人の男を逮捕監禁の容疑で現行犯逮捕するとともに、連れ去られた女子大生を無事に保護している。警察では逮捕した3人の男が暴行目的で女子大生を拉致したものとみて、詳しい動機を調べるとともに、余罪についても厳しく追及していく方針だという。

今回の事件捜査は今年3月の大学院生拉致監禁・殺害事件で初動捜査のミスを指摘された神戸西署が主導となって行ったものだが、最初の通報から容疑者逮捕までわずか30分でスピード解決を実現している。これについては「市民の通報が的確だったため」と短くコメントしている。
《石田真一》

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