事故か自殺か---若い女性が阪神高速から22メートル下に飛び降り

自動車 社会 社会

16日午前、兵庫県西宮市の阪神高速5号湾岸線の下り車線で、タクシーに乗っていた女性が「気分が悪いからクルマを止めてください」と運転手にリクエストした直後、側壁から飛び降りるという事故が起きた。女性は22メートル下まで落下し、頭を強く打つなどして意識不明の重体となっている。

警察の調べによると、事故が起きたのは16日の午前8時45分ごろで、西宮市内の阪神高速5号湾岸線を走っていたタクシーの運転手から「乗客が高架下に飛び降りた」という内容の110番通報があった。警察官が現場に急行し、阪神高速の高架下22メートルにある空き地に倒れている女性を発見。病院に収容したが、頭などを強く打っており、意識不明の重体だという。

運転手の話では、この女性は大阪市淀川区西中島でこのタクシーに乗車。神戸ポートアイランドまで向かうようにリクエストしたという。ところが乗車から40分ほど経過した午前8時40分ごろ、乗客が「気分が悪い」というので路側帯にクルマを止めたところ、直後に高さ1メートルの側壁を乗り越え、そのまま下に飛び降りたらしい。

警察では事故と自殺の両面から捜査を行っているが、氏名などを記したものを所持しておらず、被害に遭った女性の名前や身元などもわからないとしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース