トヨタ、スペイントヨタの出資比率引き上げ

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トヨタ自動車は26日、スペインの販売代理店スペイントヨタの出資比率を引き上げ100%子会化すると発表した。現在35%の株を保有するが現地の合弁パートナーが保有する65%の株を全株取得することで合意した。欧州での販売拡大戦略の一貫。

スペイントヨタは現地企業のニパウト社とトヨタが共同出資しトヨタ車の輸入・販売代理店として1992年10月に設立した。欧州で生産している『アベンシス』『カローラ』『ヤリス』のほか日本から輸入している『ランドクルーザー』『RAV4』を販売している。ただ販売台数は2001年で年間2万8132台にとどまっている。販売会社を完全子会社化することでテコ入れを図る。

トヨタは2005年までに欧州での販売を年間80万台に引き上げシェア5%を獲得する目標を掲げている。スペインに先立ちドイツ、フランス、イギリス、イタリアでも販売会社の出資比率を引き上げた。

《編集部》

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