実は大事件---パトカーから無線機盗んだ男を逮捕

自動車 社会 社会

三重県警は24日、パトカーの中に置かれていた携帯用警察無線機を盗んだとして、54歳の男を窃盗容疑で逮捕したことを明らかにした。男は当時泥酔状態で、盗んだ容疑については否認しているという。

警察の調べによると、22日午後8時30分ごろ、三重県鳥羽市内の国道を走っている挙動の怪しいクルマをパトロール中の警察官が発見。停止を求めて、運転していた53歳の男性のアルコール検査を行おうとしたところ、同乗していた男も合わせて2人が警官に「酔ってないって言っているだろうが」と因縁をつけた。応援の警察官も要請し、パトカーの後部座席にこの2人を乗せ、アルコール検査を終えたところで、警察官の1人が助手席に置いてあった携帯用無線機(15万円相当)が無くなっていることに気づいた。

応援要請は助手席から消えた無線機を使って行われたため、直前にアルコール量検査でトラブルを起こした2人が怪しいと判断し、翌23日に改めて取り調べを行った結果、同乗していた男が無線機を持ち去った可能性が濃厚となり、窃盗容疑で逮捕することになった。

当時、この男らは泥酔状態で、警察の取り調べに対して「無線機は知らない、警察官に文句を言ったことも覚えていない」と供述している。無くなった無線機の行方はまだわかっておらず、警察では男性の自宅などを捜索する方針。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース