GMではIBMから10台ものハイパフォーマンス・スーパーコンピューターを購入する。これらのスーパーコンピュータはすべてUnixベースで、GMでは1台でもかなりの容量を誇るこれらのコンピュータをすべてつなぎ、「ジャイアントコンピューター」を作り上げる計画だと言う。
ロシアや中国が武器製造のために咽から手が出るほど求めていたスーパーコンピューター10台で、GMはクルマのデザインをしようとしているのか、それとも生産管理か。GMでは明確に答えを出していないが、クラッシュテストなどのデータ解析に使われる可能性が高いという。
もちろん通常のクラッシュデータなどなら普通のPCで充分間に合う。おそらくはウインドトンネルのような複雑で大掛かりな実験データをスーパーコンピュータに処理させるつもりなのでは、というのが業界筋の見方。
しかしGMがそれだけ巨額の投資をクルマの安全性にかかわる部分で行う、というのは周囲を驚かせるビッグニュースだ。
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