三菱系部品メーカーを土台に出世? ダイムラー派遣の購買責任者が交代

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三菱自動車工業は常務執行役員、グローバル購買・物流本部長に、ダイムラークライスラーのメルセデスベンツ乗用車戦略企画部とエグゼクティブ・オートモーティブ・コミッティの責任者ステファン・ブッフナー氏(42歳)が9月1日付けで就任する人事を発表した。また、現在の常務執行役員で、購買・物流本部長を務めているハラルド・ブルストラー氏はメルセデス・ベンツの乗用車購買部門の副社長に就任する。

ブルストラー氏は、2001年1月に三菱自動車の購買・物流担当の責任者として就任、2001年度の資材費の目標を大幅に上回る削減を達成したほか、グローバルでオープンな調達のため、日本の慣例を破って取引先協力会「三菱自動車柏会」を解散、系列を破壊した。「悪しき慣習を破壊したことで、三菱自動車の業績が改善した」という点が高く評価され、今回ダイムラーに戻ることになった。

ブッフナー氏が業績を上げるためには、さらなる改善を三菱自動車で行なう必要があめるが、これが新たなる部品メーカー叩きにつながるかどうかは未知数だ。

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《レスポンス編集部》

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