酒に酔った帰りは100km/h超でチェイス---危険運転罪の適用なるか

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25日未明、兵庫県姫路市内の市道で、100km/hを超えるスピードでカーチェイスをしていた2台の乗用車が接触し、このうちの1台が弾みで道路脇の信号柱に激突。助手席に乗っていた1人が胸を強打して死亡した。

警察の調べによると事故が起きたのは25日の午前3時45分ごろだという。事故を起こした2台のクルマに乗っていたのは友人同士で、現場近くのスナックで飲酒して帰宅する際、何の理由もなく100km/h程度の速度でカーチェイスする状態になった。片側2車線の道路を300メートルに渡ってほぼ同速度で並走していたが、1台がもう1台の進路を塞ぐ形で車線変更したところ、後部に接触。そのまま信号柱まで弾き飛ばされた。

運転していた双方のドライバーは共に酒気帯び状態だったことから道路交通法違反(酒気帯び運転)で逮捕し、突然の車線変更を行った21歳の男については業務上過失致死容疑でも逮捕。同乗者もカーチェイスを容認したことが認められれば、下命で逮捕する方向で捜査を進めている。

他のクルマも巻き込む可能性が高かったことから、警察では危険運転罪の適用も視野に入れ、乗っていた3人を厳しく追及していく方針。

《石田真一》

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