20日午前、大阪府高槻市の市営駐車場で、止められていたクルマから異臭が漂っているのを職員が気づき、警察に届け出た。警察がクルマを調べたところ、ラゲッジスペースから布のようなもので巻かれた腐乱した遺体を発見した。警察では何らかの事件に関連があるとして捜査を始めた。
警察の調べによると、このクルマは先月16日の午後2時ごろ高槻市営の弁天駐車場に入庫。5階建ての駐車場ビルのうち、4階付近に留め置かれたままとなっており、以後は移動させた形跡はないという。職員が異臭に気づいたのは8月上旬だが、それ以前から利用者が「変なにおいがする」といったクレームが寄せられていたが、その異臭がどこから発生しているのか特定するには至っていなかった。
発見された遺体は腐乱が激しく、年齢性別は全くわからない状態だというが、布に包まれた状態で隠されるように放置されていたことから、何らかの事件に巻き込まれて殺された可能性が高いとしている。警察ではクルマの所有者を調べるとともに、司法解剖を行い、死亡原因についても捜査していく方針。