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トヨタ自動車は、製品の製造時における原価の変動を解析・予測し、効率的な原価管理、改善を手助けするシステム、トヨタ・コスト・コントロール・メソードを開発、基本技術をCSKに供与したと発表した。

今回開発したシステムは、製品のラインオフ時に設定した予定原価の前提となるリソーセス(資源)投入量と実際のリソーセス投入量との差を、金額化して算出するもの。算出される差額データは、素材費、労務費、エネルギー費の詳細など、30項目以上にわたる。システムを活用することで、製造現場の責任者は製品単位のデータに加え、工場単位、工程単位、部品単位での原価管理が可能になる。

また、算出されたデータを基に、各製造工程で、合理的にリソーセスが投入され、合理的な生産活動が行われているかを毎月分析・確認できる。その後の変動予測を行い、長期的に基準値を上回る項目は改善することが可能だ。

トヨタでは、システムを国内外の製造業に広く提供する方針で、CSKに基本技術を供与した。CSKは現在、パッケージソフトウェアを開発中で、準備ができ次第販売する。

《レスポンス編集部》

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