警官のコスプレで暴走族抑止!? マニアの少年を逮捕

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静岡県警は1日、制服警察官に酷似したスタイルをして歩道に立ち、暴走族の監視活動を行っていたとして、小山町に住む19歳の少年を軽犯罪法違反容疑で静岡家裁沼津支部に書類送致したことを明らかにした。

この少年は7月19日の午後1時ごろ、小山町須走の東富士五湖道路須走インターチェンジ(IC)交差点付近の歩道脇で、制服警察官と酷似したスタイルで立っているところを、現場付近を巡回していた本物の警察官に見つかり、補導された。

警察の調べによると、少年はいわゆる“警察マニア”で、同様の趣味を持つマニアからインターネットを通じて制服、階級章、ヘルメットなどを購入したという。道路脇に立っていた動機は自尊心を満たすためのようだが、その一方で「暴走族に腹が立った。こういうスタイルで立っていれば、彼らの活動への抑止効果になると思った」とも話しているという。アルバイトでも警備員をしており、本物の警察官と勘違いして道を聞く人などには適切に対処していたようだ。

警察では「正義感は強いのだろうが、警官のコスプレは困る」と話している。

《石田真一》

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