警官を殴って仲間を奪還するのは悪いことではない、と---滋賀で

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滋賀県警は21日、深夜のコンビニエンスストア駐車場で叫び声を上げるなどして騒いだ疑いで職務質問されていた仲間の少年を奪還しようと、覆面パトカーを襲撃し、乗っていた警官に暴行を加えた20歳の男と、少年4人を傷害と公務執行妨害の現行犯で逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、事件が起きたのは21日の午前3時40分ごろで、滋賀県守山市守山町のコンビニエンスストア従業員から「暴走族風の少年10人程度が駐車場で騒いでおり、他の客が入ってこれなくなっている」という内容の110番通報が入った。管轄の守山警察署は現場に一番近い位置にいた覆面パトカーを急行させた。

パトカーが現場に到着したときにも、少年らが大声を上げながら走り回っていることを確認したため、34歳の巡査長がこのうち1人を捕まえ、パトカー内で職務質問しようとした。ところがこれに少年の仲間が逆上。巡査長をパトカーが引きずり下ろし、「警察なめるな」と叫びながら集団で襲いかかった。同乗していた警察官が応援を要請し、15〜19歳の少年4人を含む5人が傷害と公務執行妨害の現行犯で逮捕された。集団暴行を受けた巡査長は顔などに全治1週間の軽傷を負っている。

取調べで少年らは「何も悪いことをしていないのに、警官がパトカーに仲間を押し込んだから取り返そうと思った」などと供述しているという。

《石田真一》

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