徳島県公安委員会は15日、県内でのナンバプレートカバーの装着禁止などを含めた県道交法施行細則の改正内容を公表した。8月1日の午前0時から施行され、違反した場合には普通車で6000円、大型車で7000円の反則金が科せられる。
ナンバープレートカバーの着用禁止は全国で進められており、徳島の導入は全国で19番目となる。四国では香川県が同様の法令を定めているが、高知県と愛媛県は導入に向けた検討作業を進めるに留まっている。
徳島県警管内で昨年1年間にオービス(速度違反自動取締機)による摘発を受けたのは1904台だが、このうち41台でナンバーの撮影ができない状態となった。ほぼ全てがナンバープレートカバー装着によるものとみられる。
徳島県警では条例の改正に合わせ、8月にプレートカバー装着車の一斉摘発を実施する計画で、県内の主要道路数カ所で抜き打ち的に実施するという。今回の改正では赤外線透過効果のあるプレートは取り締まり対象にならないため、透過タイプか非透過・反射タイプかを見極めるため、現場にデジタル方式の赤外線カメラを配置。これで撮影を行い、文字通りに「クロ」と判断された場合には即検挙するという強硬姿勢で臨む。