トヨタ自動車は、中国四川省成都で、保水性・保肥力に優れた同省越西県産の泥炭を採掘・加工・輸出する会社を設立したと発表した。
今回、採掘する泥炭は湿地帯に堆積した草本類が7000年かけて熟成・腐植化した天然有機質の土壌だ。乾燥時の泥炭内に保持できる水分量・水分保持時間は一般土壌の数倍で、このためにヒートアイランド減少や豪雨時の大量出水に悩む日本国内の都市部の屋上緑化に活用する。水資源の不足に悩む中近東の土壌改良剤として活用するためにも輸出する。
新会社は四川豊田泥炭開発有限公司。資本金は3億2000万円で、トヨタの全額出資。工場採掘権を取得して中国に工場を建設、来年1月から操業開始する予定。自動車排ガスがヒートアイランドの原因の1つと指摘されているため、資金力を活用して泥炭で解決を目指す。
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