泣き寝入りの不法滞在者多数!? 偽造免許証発行ショップの社長を逮捕

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愛知県警は8日、日系ブラジル人ら外国人労働者に「アメリカの正規の運転免許証を安く取得できる」と持ちかけ、実際には効力のない偽造免許証を売り渡していたとして、チリ国籍の男を詐欺容疑で逮捕したことを明らかにした。また、この男の経営する店の従業員ら4人を任意で取り調べ、余罪の追及も行っている。

この男は名古屋市内で国際免許販売店を経営し、日系ブラジル人などに「日本での身分証明書として利用できるアメリカの正規運転免許証が格安で取得できる」と宣伝し、1人あたり6万円で免許証の発行を行っていた。

しかし、この免許証は完全な偽造であり、フォーマットこそアメリカの免許証に則ったものだが、発行団体は架空で実効性は全く無いというものだった。被害者の多くは「日本での身分証明書として使える」ということが理由で購入しているが、購入者の中には不法滞在者も多く存在したとみられ、警察への被害届けは数件に留まっている。

警察では経営者のチリ国籍の男を逮捕するとともに、この男の経営する店の家宅捜索を行い、顧客名簿や偽造免許の入手ルートなどの徹底解明を目指す方針。

《石田真一》

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