大阪府警は3日、バイクに乗っていた男性に因縁をつけ、刃渡り45センチの模造刀で「これで刺されたいんか?」などと脅していた22歳の男と、共犯の26歳の男を暴力行為法違反(集団的暴行)の疑いで逮捕したことを明らかにした。
警察の調べによると、この2人は2日の午後9時25分ごろ、自分たちの後続を走るバイクのライトがルームミラーに反射して眩しいことに腹を立て、大阪府池田市石橋付近を走行中に故意にこのバイクを進路を塞ぐような走り方を行った。
そして信号待ちで停車した際、バイクを運転していた40歳の男性に対して「お前のバイクのライトがまぶしいやないか、事故ったらどないするねんな」と因縁をつけ、殴る蹴るなどの暴行を行った。さらに1人の男がトランクから刃渡り45センチの模造刀を取り出して男性に突きつけ、「これで刺したろうか」などと脅かした。
他のクルマのドライバーが集まりだしたため、男たちはその場から逃走したが、「若い男が刀を取り出して男性を脅している」という目撃者の通報によって駆けつけた警察官がこの男らの運転するクルマを止め、乗っていた2人を緊急逮捕した。
取調べに対して刀を突きつけた男は「ただの悪ふざけだった」と供述しており、反省している様子は全くないという。