事故また事故、雨上がりの国道で14人死傷---原因は単純

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2日午後、福島県郡山市内の国道49号線を走行中の乗用車が雨でスリップし、対向車線を走行していた大型トラックと正面衝突する事故が起きた。また、この事故の処理中に別の場所で7台が玉突き衝突する事故も起きている。二つの事故で3人が死亡している。

警察の調べによると、最初の事故が起きたのは2日の午後5時40分ごろで、郡山市熱海の国道49号線を走行していた軽自動車が、カーブを曲がる際に雨でスリップして対向車線にはみ出し、前方から走ってきた大型トラックと正面衝突した。この事故で軽自動車を運転していた54歳の男性が全員打撲で即死している。

目撃者の通報を受け、現場に駆けつけた福島県警の警察官らが道路を閉鎖して事故処理を行っていたところ、約1.5km離れた別の場所で二つめの事故が発生した。

二つめの事故が起きたのは午後5時55分ごろで、最初の事故によろ道路閉鎖によって生じた渋滞の最後尾に、前方不注意状態で進行してきた大型タンクローリーが追突した。列の最後尾にいた軽自動車は追突によって大破し、乗っていた2人の男性が即死。タンクローリーの運転手は衝突の瞬間まで渋滞には全く気づいておらず、減速しないまま前のクルマに突っ込んでいく形となった。結果としてこの現場では合計7台のクルマが玉突き衝突し、11人が重軽傷を負っている。警察ではタンクローリーを運転していた42歳の運転手を道路交通法違反(前方不注意)と業務上過失致死・致傷容疑で逮捕し、取調べを行っている。

両現場とも見通しが比較的良い道路だが、福島県警では「最初の事故はカーブ進入時の速度が速くてスリップした可能性が高く、後に続く事故は追突した運転手の前方不注意、あるいは居眠り運転の可能性が高い」と分析している。

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《石田真一》

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