職を失うのが怖かった…。15年間も無免許運転を続けた元警官に判決!!

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更新を怠るというミスで免許証を失効させ、無免許状態のまま捜査用車両の運転を15年間続けていた沖縄県警の元警察官に対し、那覇地裁は27日、懲役1年6カ月(執行猶予3年)の有罪判決を言い渡した。

この元警察官は1982年、更新日を忘れるというミスによって運転免許証を失効させたにも係わらず、その後の15年間に渡り、無免許状態のまま職務を続けていたという。内部の監査がある際には妻の免許証に自分の顔写真を貼った偽造免許証を作り、ワープロ文字を貼りこんだコピーを提出するに留めていた。1997年にこうした偽造行為が明らかになり、同年に諭旨免職処分となっている。

27日の判決公判で那覇地裁の林田宗一裁判長は「免許失効によって警察官の職を失うと危惧感を抱いたことによる犯行で、刑事責任は決して軽視できない。しかし、諭旨免職処分などすでに社会的制裁を受けている」と述べ、懲役2年の求刑に対して、懲役1年6カ月(執行猶予3年)の有罪判決を言い渡した。

《石田真一》

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