日本自動車工業会は、5月の自動車生産実績を発表した。それによると生産台数は前年同月比9.3%増の80万3323台で、2カ月連続で前年を上回った。輸出が好調なのに加え、軽自動車などの販売が好調だったため。
車種別では、乗用車が同11.2%増の67万5343台で、5カ月連続でプラスとなった。北米向け輸出が好調なのに加え、軽自動車やホンダ『フィット』、トヨタ『ist』(イスト)、日産『マーチ』などの販売が好調だったため。
トラックは同0.5%減の12万2632台と、9カ月連続で前年割れ。普通トラックは輸出が好調だったが、小型トラック、軽トラックが景気低迷などから販売不振で全体を押し下げた。
メーカー別では、前年を割り込んだのはマツダ、ダイハツ、富士重(スバル)の3社のみで、日産、ホンダなどほとんどが2ケタの伸びとなった。
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