テキサス・トランスポーテーション・インスティテュートが発表した大都市部での交通渋滞に関するレポートによると、大都市部に住むドライバーが1年間に渋滞に巻き込まれてクルマの中で過ごす時間は平均62時間にも及ぶという。これを労働者の時給や無駄にかかるガソリンなどに換算すると、アメリカ全体での損害はなんと680億ドル(8兆2450億円)。
中でも最悪の都市と名指しされたのは、毎年ワーストに挙げられるロサンゼルスで、年間渋滞に巻き込まれる時間は136時間。続いてサンフランシスコ、ワシントン、シアトル、ヒューストンの順だ。
1982年の調査では、大都市部の1日の渋滞時間は平均で4.5時間だった。ところが今回の調査では7時間に増えている。大都市部が積極的にすすめているカープールなどの方策も、まったく成果を上げていないようだ。
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