トヨタ『プリウス』の実力!! ---ハイブリッドで8000kmラリー完走

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トヨタ『プリウス』の実力!! ---ハイブリッドで8000kmラリー完走
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21日、トヨタ『プリウス』が走行距離8000km、3週間にわたる「ミッドナイトサン・トゥ・レッドシー」(真夜中の太陽から紅海まで)ラリーを総合14位で完走、またひとつ“勲章”を増やした。ハイブリッドカーがFIA公認競技にエントリーし、完走したのは初めてだという。

ラリーはスウェーデン北部のオステルスンドを3日に出発して東欧8カ国を縦断、ヨルダンのアカバに到着した。スペシャルステージ(競技区間)はターマック、グラベル、砂漠とタフで多彩な40カ所、延長720km以上におよんだ。天候も37度の高温から土砂降りの雨まで、悪条件はひととおりそろった。

プリウスが参加したのはグループN(ショールーム)クラス、ドライバーはもと『Top Gear』編集者でフリーランス・ジャーナリストのニック・バーグ、ナビはマーケティング・コンサルタントでムウィリアムズやホンダのF1チームで働いたこともあるティム・バンプトンのイギリス人コンビだ。

プリウスは発動機を2基搭載しているものの、参加車両中では速いマシンではない。世界各国で様々な賞を獲得しているが、もともとファミリーカーだけにレースだけは商品企画や開発要件には含まれていなかった。ラリー仕様への改造は出発直前に完成したという。

チームによれば、ラリー参加の目的はこのクルマの信頼性を検証することであり、ヨルダンに到達することであった。「ゴールしたことだけでも勝利に値する」とドライバーのニックは語る。「ヨーロッパでも指折りの悪路でかなりハードに走らせたが、プリウスは驚くべき性能を示した」

とはいえ、プリウスは競技をスムーズに終了したわけではないようだ。もっとも大きなトラブルはチェコでフロントサスペンションを曲げたとき。トルコの質の悪いガソリンやルーマニアの岩だらけの道にも悩まされた。ゴール直前にはパンクまで発生している。

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《高木啓》

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