【ルマン2002出走車】『コルベット』がティレルの6輪F1から得た秘策

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【ルマン2002出走車】『コルベット』がティレルの6輪F1から得た秘策
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ルマン24時間耐久レース、GTSクラスのディフェンディング・チャンピオンがシボレー『コルベットC5-R』。2002年のマシンは01年からほとんど変わっていない。だが、過去の勝利が今年の勝利を保証するものではないことは、チームは充分に承知している。

「ルマンに安心とか万全はない」とプログラム・マネージャーのダグ・フェハン。「たとえば昨年は最悪のウェット・コンディションだった。あんな状態に前もって備えて練習しておくなんて不可能だ」。

いっぽうドライバーのロン・フェローズは「雨はどちらかというと得意な方だし、楽しめる。子供の頃、ロニー・ピーターソンがティレルの6輪F1で雨の中で練習しているのを見たことがある。コーナーからコーナーへグリップを探す様に感嘆した。貴重なレッスンだったし、今でも忘れることはない」と語る。

コルベットが初めてルマンに参加したのは1960年。以後サルト・サーキットの常連となり、82年を最後にいったん姿を消すが、レギュレーション変更でGTの参加が可能になった90年代中期に復帰する。この間、エンジンはビッザリーニ、キャラウェイ、ローラなどに搭載されてルマンを走っている。

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《高木啓》

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