兵庫県警は11日、改正道路交通法が施行されて以降の10日間における酒気帯び違反の検挙件数が196件だったことを明らかにした。今回の改正で定められた酒気帯びの新基準で検挙された人は過半数を超えているという実態もわかった。
県警では週末を中心に飲酒運転の一斉取締りを行った結果、酒気帯び運転での検挙者数は196人となった。このうち、今回の改正道路交通法で定められた新基準(呼気1リットル中のアルコール濃度0.15ミリグラム以上)に引っかかり、検挙対象となった人はなんと102人で、全体の過半数を超える結果となった。
これは5月31日までは「酒気帯び未満」として摘発対象にならなかったものだが、酔い覚ましを行ったとしても基準以上のアルコールが体内に残っていることを如実に表すものだ。
県警では「飲んだら乗らないを徹底してください」と呼びかけている。