香川県警は6日、警察改革の一環として昨年6月に導入された「警察に対する苦情申し出制度」の、運用開始後1年間における苦情総数の件数を明らかにした。受理件数は273件で、交通取締りに関する苦情が54件で最も多かったという。
これは警察庁が各警察本部に導入を指示したもので、昨年6月1日から受付が始まっている。警察官から不利益を受けたとする住民が文書や口頭で警察活動に対してのクレームを訴えることができる。申し出の際には住所や名前などの個人情報を明らかにすることが原則だが、苦情の訴えが申し出者の不利益にならないように配慮しているとされる。
香川県警が受け付けた273件の苦情のうち、最も多かったのは交通取締りに対しての苦情だった。「標識が見えない場所で取締りを受けた」や「取り締まり時に威圧的な言動を受けた」など。また、捜査や取調べで不適切な言動をされたが38件、交通事故の処理に対しての苦情が30件あった。
苦情申し立ての手段は電話が最も多く、172件と全体の半数を超える。軽微なトラブルは電話で、大きなトラブルは文書で寄せられるという傾向は強いようで、中には県警本部に訪れ、担当者に直接クレームを訴えるケースもあった。
県警では「しっかりと注意していただければ私たちの見えない改善点も明らかになる」としている。クレームが警察官の処分に直結した例は無いそうだ。
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