ワールドカップのオフィシャルパートナーであるヒュンダイ・モータージャパンが日本組織委員会(JAWOC)に対し、522台の車両を提供したのは既報のとおりだが、大会終了後にこのクルマはどうなるのだろうか?
1998年に行われた長野オリンピックの際には、トヨタが組織委員会にクルマを提供し、大会終了後には中古車として大会のロゴを入れたままの状態で一般販売されたという経緯がある。
今回のワールドカップではヒュンダイが522台(乗用車440台、マイクロバス82台)を日本組織委員会に提供し、大会関係者の移動などに使われている。スポーツカーの『ヒュンダイ・クーペ』を除く、ほぼ全てのラインナップが提供されているようだが、最も多いのは『XG』と見られる。また、マイクロバスは日本で販売されていない『アエロタウン』の右ハンドルバージョンではないかと思われるが、詳細は不明だ。
これらのクルマ、ヒュンダイによれば大会後に特別記念車両として一般販売される可能性が高いとのこと。詳細はまだ決まっていないが、中古ということもあり、かなりのお買い得価格になることも予想される。
トヨタが長野オリンピックの際に販売したクルマには、有名選手のサインが車内に大きく書かれてたまま現状渡しで販売されたこともあり、これが意外なプレミアムカーとなった。今回はどうなるかわからないが、注目しておくのもいいだろう。