愛知県警は15日、ドリフト族の走行を見に来ていた「ギャラリー」と呼ばれる見物客に因縁をつけ、殴るなどの暴行を行っていたとして、16歳から19歳の少年3人を傷害容疑で逮捕したことを明らかにした。
警察の調べによると、この3人は今月5日未明、知多市佐布里の駐車場でドリフト族の走行を見物していた男性4人に対して「うるさい」や「いい気になっているじゃない」などの言いがかりをつけ、顔や腹などを殴りつけ、全治1週間のケガを加えた疑いが持たれている。
現場付近の道路はカーブとアップダウンが連続した山道で、休日になると中京圏からドリフトをするために集まる“走り屋”で賑わっていた。暴行を受けた4人はこうしたドリフトをするクルマの様子を楽しむ見物客だった。
警察の調べに対し、逮捕された3人は容疑を大筋で認めており、「腹が立ったのでやった」と供述しているという。