フォードは、これまで作られた同社のコンセプトカーを一斉にオークションに出す、と発表した。オークションはクリスティによって6月にミシガン州で行われるという。
このオークションには93年に発表されたギア『ラゴンダ・ビニャーレ』セダンや92年の『マスタング・マッハ3』、同じく92年のギア『フォーカス』ロードスターなど、当時のオートショーで注目を集めたコンセプトカーが含まれる。ギアはイタリアのカロッツェリアで、フォードのシンクタンクとして機能していた。
コンセプトカーの多くはその後市販されることがなかった「幻のクルマ」である上、1台1台が手作りの、まさに究極のクルマ。クリスティではおそらく1台あたり20万ドル(約250万円)の値がつくのでは、と予測しているという。
なおフォードではこのオークションの売り上げをチャリティにまわしたい、としている。