石油情報センターは23日、3月後半から4月上旬までの石油製品市況調査の結果を公表した。中東情勢の緊迫化などを受け、原油価格は高騰の一途だが、これまで市場製品には反映されてこなかった影響が出始めたことが確認できた、としている。
それによると、ハイオク、レギュラーガソリンとも前月の全国的に1リットルあたり1円程度の値上げとなっており、全国平均ではハイオク110円/L、レギュラー98円/Lとなっている。ただ、前年同月比ではハイオク115円/L、レギュラー103円/Lとなっており、昨年のコールデンウィーク期間よりは安くガソリンを購入することができそうだ。
レギュラーガソリンの値上がり幅が最も大きかったのは香川県で、先月よりも3円の上昇。山形や神奈川、福井でも2円の値上がりとなった。しかし、これはガソリンの卸売価格の上昇ということではなく、安売りに耐えられなくなったガソリンスタンドが値上げに転じたためとみられる。