気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年4月16日付
●中東緊迫、ガソリンにじわり、1年半ぶり価格上昇(読売・10面)
●春の交通安全運動で読売巨人軍の「ジャビット」が一日署長(読売・32面)
●東京都交通局、共通バスカード盗みのバス運転手を懲戒免職処分(東京・23面)
●日産、アクティブヘッドレストを標準装備へ(毎日・8面)
●トヨタ、ヴィッツに特別仕様車(毎日・8面)
●トヨタF1、試練の欧州初戦、2台リタイア、シェア拡大の思惑裏目(朝日・14面)
●三ツ星ベルト、ポーランドで電動ベルト生産(日経・11面)
●VW、超省エネ車公開(日経・11面)
ひとくちコメント
きのう15日は久しぶりの新聞休刊日。各紙の自動車担当記者も“骨休め”をしたようで、経済面から自動車関連の記事が消えている。日産自動車が「むち打ち軽減装置を標準装備する」と発表したが、取り上げたのは毎日、日経、東京の3紙のみ。
そんな中、VWが、1リットルの燃料で100km走行できる超省エネの試作車をお膝元のドイツ・ハンブルグで公開した、ときょうの日経が報じている。ディーゼルエンジンを搭載、空気抵抗を減らすため葉巻のような細長いスタイルで、最高速度は120km/h、数年後に発売の見通しという。
昨年秋の東京モーターショーでもトヨタグループなどが超低燃費の試作車を展示していたが、それらを大きく上回る。VWは16日の株主総会でピエヒ社長からピシェツリーダー氏に交代するが、それに合わせ「技術力を誇示するため開発させた」(日経)としている。気になるのは価格だが、今のところ未定という。