フォルクスワーゲングループは2025年上半期(1~6月)の決算を発表した。売上高は1584億ユーロと前年同期(1588億ユーロ)とほぼ同水準を維持した。車両販売台数の微増とファイナンシャルサービス部門の売上高大幅増が寄与したが、為替の影響が相殺要因となった。
一方、営業利益は67億ユーロと前年同期の100億ユーロから33%減少し、営業利益率は4.2%となった。
営業利益減少の主な要因は、米国輸入関税の増加による高コスト(13億ユーロ)、アウディ、フォルクスワーゲン乗用車、ソフト部門のCARIADでの再編に関する引当金(7億ユーロ)、CO2規制関連費用などが挙げられる。